プロフィール
会社名・組織名 | 個人事業主 |
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お名前 | 古屋翼 |
年齢 | 20代 |
事業内容 | 飲食店経営(FC加盟店) |
目次
はじめに自己紹介をお願いします。
はじめまして、本日はよろしくお願いします。
まずは自己紹介をお願いできますでしょうか。
よろしくお願いします。
現在、大学4年生で静岡の大学に通っている古屋翼と申します。
2022年の夏頃から、FC(フランチャイズ)加盟店として「高齢者向けのお弁当屋」の活動をしています。
FC加盟店として起業した経緯は?
FC加盟店での起業理由としては、既にFC本部で事業として確立されているという点や、失敗した時のリスクの事を考慮しても、小さく始められると考えました。
ロイヤリティと加盟金が0で加盟できたことと、あとは、今振り返ると直感的な部分もあったと思います。
鮮明には覚えてないんですけど、大学2年生の夏頃ですね、その時に周りの学生も2年後の就職活動に向けてインターンとか、会社でのアルバイトとかをやり始めている時期でした。
周りに学生起業している人やエンジニアとして独立している人もいました。
大学の学部も経済学部なので、起業とか経営っていう活動自体に自分は憧れを抱いていた部分もあります。
自分は元々お金も人脈も特になかったので、0から1にするようなビジネスの活動は難しいと思っていました。
何か逆に元々ある既存のビジネスで何かオーナーだったりをできないかなって考えていました。
そんな時に、たまたま「フランチャイズの窓口」っていうFCのサイトを見つけたんです。
“引用元”:フランチャイズの窓口
そのサイトで「高齢者向けのお弁当屋さん」の内容を見ました。
自分は元々、田舎で育って、住んでいる周りの人が高齢者の方々ばっかりなんです。
なのでそういった高齢の方に寄り添ったサービスで何か地域貢献をしたいなとも思いました。
サイトに「高齢者向けのお弁当屋さん」があって、これなら自分でも地域貢献もできるし、経営の勉強もできるかなと思ってお弁当屋さんを選びました。
お弁当屋さんということで、お弁当作りも古屋さんが全てやっているんですか?
そうです。
加盟店用のマニュアルがあり、仕入れ先のリストだったりなどにルールがあります。
静岡県内で自分の車で大体30分ぐらいのところなどに材料などの仕入れをしに行きます。
その後、自分が借りているアパートに機械などを入れているので、お弁当を作り、届けてという感じですね。
売上を上げていくためにやっていることや、難しさを感じる事はありますか?
本部の方からは目標設定があるんですが、その目標を達成する為に思ったように出荷できない部分があります。
要は「集客」の部分ですね。
チラシを配ったりとか、SNSアカウントを作ったりなど集客方法を自分なりに考えていますが、最初のころは自分で考えていた数を出荷できなかったです。
起業前の想像と起業後のギャップについて伺えればと思います。
はい、そうですね。
起業前は競合も多く、加盟してる人数も静岡県でも結構いたんですけど、
高齢者はなかなか自分でご飯を作ったりするのが難しかったりする時があるので「お弁当にしよう」っていうふうに、売り上げは結構上げられると思っていました。
お弁当で月100万とか200万とか絶対稼げるだろうなって、今考えると自分は理想を描いてましたね。
開業して思うのは売上を上げていくためにどう集客をするのか、自分はそれに関しては0からだったので、一番難しい部分と言えます。
はじめはアルバイトを別でしていたので、その資金を弁当屋さんに入れながら活動をしていました。
家賃とか、機械とかそういったものを全て負担したので、誰かからお金を借りるということもありませんでした。
起業前の自分に伝えたいこと、学生起業を考える学生に注意点などがあれば教えてください。
そうですね、起業前の自分は何か強みのような、何か資格であったり、英語が話せるといった、自分の強みがありませんでした。ただ何か挑戦するっていうことを学生に自分は伝えたいなと思ってます。
やはりその結果っていうものは、行動した上で見えてくるっていうか、やった先にその結果っていうものがついてくると感じます。
それは別に成功しても、駄目だったとしても、若いうちにいくらでも経験して失敗してそれの繰り返しでどんどん自分自身をレベルアップさせていくんだなって体感することができました。
注意点に関しては自分が経験してないことをやろうとする時にインターネットやSNSで情報収集すると思うんですが、情報がありふれてるので間違った情報にも惑わされないようにするのも重要だと思います。
情報もやっぱ信憑性があるものとないものがあるので、お金が絡んでいる物事などは信頼できる人や家族であったりに相談することを心がけるべきだと思います。
今後の展望について教えて下さい。
大学3年ということもあり、就職活動を行っています。
お弁当屋さんの活動は学生の期間内に切り上げることで決めました。
FCのオーナーをやってきた学生というのは、企業側からしても「珍しい」という反応で、活動の中で何か大きな経験を自分はできたかなと思っています。
他の人がやったことない経験を学生のうちにできたって言うと、企業側からも行動力や経験について評価してもらえていると感じています。
企業に就職後はお弁当屋さんの経験を忘れずに社会人としてレベルアップできればと思います。
筆者の振り返り
今回は「学生起業」と「FC(フランチャイズ)加盟店」がキーワードとして挙げられるます。
学生としてのメリットを活かし、積極的に行動されたことが感じられる内容でした。
起業に挑戦する上でしっかりと起業のリスクを考慮した上でFCに加盟しての活動を選択されていました。
また、起業後によくある壁として「集客の難しさ」を確認できる内容でした。
起業前に、あらかじめ市場規模やニーズについて調査し、業界やサービスを選択する事がとても重要であると感じます。