主婦や子育てママとして起業するには?おすすめの業界や注意点を解説

主婦や子育てママとして起業するには?おすすめの業界や注意点を解説
★結論

主婦や子育てママの起業は「タイミング」と「ビジネスモデル」が重要

主婦や子育てママこそ、ライフスタイルに仕事を合わせる「起業」という働き方をしてみてはどうでしょうか。
興味はあるけど、何をどうしたら良いか分からない、と言う人に向け「主婦こそ成功する起業」について詳しく解説していきます。
 

在宅で可能なパートタイム起業家になる

在宅ビジネスのイメージ

事業に充てる時間が週35時間未満の人を「パートタイム起業家」と呼びます。
その中でも6割以上の人が、週15時間未満しか稼働していません。1日に2~3時間だけを事業に充てているのです。
 
自宅で「パートタイム起業」をすれば、移動時間もなく子育てや家事との時間を有効に使えます。

稼働時間を選択できる起業を選ぶ

会社名として使用できる文字には決まりがあります。
 
稼働時間を「自分で決められる」ことは、起業の大きなメリットです。家事、育児、介護など、自分の生活スタイルと折り合いをつけながら働けます。昼と夜に分けて働く、急に空いた時間を活用するなど自由に調整ができます。

在宅で始められるビジネスから考える

時間だけではなく、開業資金を抑えるためにも「在宅」は正解です。自宅を使用するので、事務所家賃は必要ありません。
サービスの提供や商品販売など、すべてを自宅内で完結できるビジネスも紹介していきます。

コンサルタントなどの個人ビジネス

起業=会社設立のイメージが有りますが、個人で始めても立派な起業です。社員を雇用すると関連する手続きや費用も増えますので、まずはシンプルに始めて見ましょう。

主婦が起業するのにおすすめの業種

初期費用を抑えつつ、在宅で完結でき、稼働時間の調整がしやすい業種なら、ネットショップ運営、クリエイター、コンサルタントなどがおすすめです。

ネットショップ運営

PC・撮影用のスマホ・商品・在庫スペースが有れば、開業できます。
下記の既存サイトやECモールを利用すると、スムーズに開店できます。

オークション・フリマサイト

ヤフーオークション、メルカリ、ラクマなどに登録。中古品も販売可能。

ECモールに出店

楽天市場・Amazonなど。集客力が有る。開店セミナー受講や出店審査有り。

オリジナル店舗

BASEやカラーミー、Shopifyなどネットショップ作成サービスを利用する。店舗パターンも提供されており初心者でも作成しやすい。集客は自分で行う。

その他、無在庫販売や海外販売など。

需要や売れやすい商品価格など、事前の調査はじっくり行いましょう。

クリエイターとしての起業

Webデザイナー、動画クリエイター、ソフトウェア開発、ライターなど職種は様々です。ランサーズやクラウドワークスに登録して仕事を探すこともできます。実績や作品集(ポートフォリオ)が充実し、ホームページが有ると、受注しやすくなります。

コンサルタントなどの個人ビジネス

士業と呼ばれる業種(税理士、社会保険労務士、司法書士、弁護士など)になります。集客はホームページやSNSで広告をするほか、地元の商工会議所も利用します。
 
地域の担当者が仕事を紹介してくれるケースも有り、ネットワークが広がります。書類保管スペースは必要。

主婦が起業するタイミング

主婦がビジネスに取り組むイメージ

子育てや家事と仕事の両立について、家族の理解と協力体制が得られたら、起業のタイミングです。その時が来たら始められるように、前もって資金の準備や計画、事業に関する情報収集をしておきましょう。

子育てを最優先に考える

「仕事の時間をどう作り出すか」が難しいところです。
パートナーがお休みの日に子供の面倒を見てもらう、保育園や託児所・ベビーシッターを利用する、近くに親が住んでいる場合はお願いする、など工夫してみましょう。

家事・育児・仕事のバランス

家事は、完璧を求めないようにします。数日間放置でも許せる家事について家族と話し合い、回数を減らすなどします。それでもできない時もあるので、パートナーや家族の手を借り、感謝しつつ分担をお願いしましょう。
 
仕事に没頭するとエンドレスになりがちですので、〇時に終わる!と決めて実行します。

家族からの応援と協力

起業の段階から家族に相談していけば、応援や協力をしてもらえるケースは多いものです。独断で走らず、常に情報共有をしておきましょう。
 
仕事に没頭するとエンドレスになりがちですので、〇時に終わる!と決めて実行します。

女性ならではの起業から見る事例

「女性」と言う言葉には、一般的に「繊細、丁寧」など肯定的なイメージが有ります。
このイメージを活かした事業としては、「家事代行、ハンドメイド作品販売、自宅でサロン開業」などが考えられます。いずれも女性のイメージとなじみやすく、ブランド化もしやすい業種です。

主婦の経験を活かして家事代行で起業

『主婦』の肩書を大いに活用できる事業です。お住いの地域を分析し、高齢者向け、パワーカップル向け、など提供する商品(家事代行)をパッケージ化しても良いでしょう。

ハンドメイド作品をECショップで販売

ECショップの課題は「商品仕入れ」ですが、ハンドメイドなら自分で商品を作り出すことができます。
この世に一つだけの商品ですので、他の商品と差別化しやすくなります。
 
ハンドメイド展に参加しブランド名を広める、有店舗販売の実績を作るなどで、ECショップとの相乗効果が生み出せます

自宅の一部を利用してサロンを開業

マッサージ、ネイル、ヨガ、占いなどは、費用が比較的安く始めやすいでしょう。
お客様を抵抗感無く自宅店舗に誘導できるのは、女性オーナーのメリットと言えます。
他にも自宅を教室として、趣味講座や塾などでの開業も可能です。

主婦が起業する際に必要な準備

女性のビジネスシーンのイメージ

いつ開業するか目標を立てます。そこから逆算して、情報収集や必要な資格取得、資金の準備をします。事業計画書を作成し、パートナーや家族とも共有しておきましょう。開業前から家族に協力してもらえる環境を作っておくと、開業後もスムーズです。

パートナーや家族から同意を得る

稼働する時間帯や場所(部屋)などを明確にし、同居している家族全員が納得しやすいプランで話し合いをします。
不満が出る様なら、次のプランを作成して根気よく望みましょう。

事業を明確にするために事業計画書を作成する

自分の夢、将来像、売上、仕入れ、資金計画を文章と数字で作成します。事業計画書のひな型は、「事業計画書 テンプレート 無料 エクセル」などで検索すれば出てきます。
 
できれば関連書籍1冊は読んでみて下さい。計画書は、パートナーや家族にも説明しましょう。

起業のための手続きを確認する

個人事業主の場合、開業から1~2ヶ月の間に「開業届」や「青色申告承認申請書」を提出します。都道府県税事務所、国税庁で確認して下さい。
屋号を決め、事業用の銀行印を作成しておきます。開業届受付後、事業用銀行口座を開設をします。名刺も有ると便利です。

女性に向けた融資や補助金・助成金がある

「融資」は返済必要、「補助金・助成金」は返済不要な資金です。
融資は使い道が自由なものが多く、補助金・助成金は使い道に制限が有る場合があります。
 
女性の起業家向けの、低金利の特別融資や補助金・助成金は、都道府県だけでなく、市でも出している場合が有ります。これらは毎年条件が変わりますので、お住いの地域の商工会議所 商工課などで確認してみて下さい。

【東京都】若手・女性リーダー応援プログラム助成事業

公益財団法人東京都中小企業振興公社の助成金。都内商店街で新たに店舗を開業する人が対象です。

【埼玉県】女性・若者経営者支援資金

低利息の融資で、担保・保証人が不要です(個人事業主のみ)。設備・運転のどちらにも使えます。開業前・開業後のどちらも対象ですが、開業前は事業計画書が必要です。

まとめ

時間や家族の協力など、こなしていく事はありますが、事業は「意外とできそう」と思われたのではないでしょうか。一人で不安なら、地域やネット上の集まりに参加するのも一つです。悩みなどを話したり、アドバイスをもらえたりします。